前回に引き続き、u-bloxのモジュールNeo-M8Tのケースの話です。
ないものは作ってしまへ!というコンセプトのもと、u-bloxのRTKキットケースに次ぐ、第2弾。かねてから着せ替え人形的な処遇を受けていたモジュールに、赤いおべべが出来ましたというお話でした。
じゃあ、黒のPLA樹脂で作ったらどうなりますか?っていうのが、今回のお話です。例によって、適当なデフォルメを受けたモジュール本体は金色に表示して、こうなるんだと念じてスライサーにデータを流し込みます。
…と、こういうものが出来上がります。真ん中から上下2つに分かれる構成で、両方の造形で2時間くらい(調整等込み)です。
赤いPLA樹脂のほうだとLED光がかなり透過していたのですが、こちらは全く透過しません。衛星をうけて一定間隔で点滅をするオレンジLEDは、上蓋に開けた小窓からちゃんと確認できます。このLEDは結構眩しいので、減光の意味をこめて、若干ですが小窓の位置をオフセットさせていますが、このように確認には全く支障ナシ。ばっちりです。
トラ技の特集記事の影響で、どれだけの方がこういう1周波GNSSに興味を持たれたのかはわかりません。WEBにも特集記事の抜粋なのか、スタッフさんの「やってみた」的なブログがありましたが、やはり、ケースは3Dプリンタで作って、グランドプレーンは鍋の蓋、あるあるネタが多くてほっこりしました。
とりあえずあとは、UARTをはんだ付けせず使うことを想定した上蓋をサクッと作れば、それなりに使えるものができるかな、と。世の中の使用方法では、恐らくUSBが一般的なんだろうと思いますので。現物を見たわけではないですが、CSG Shopで販売されているNeo-M8Pも、アンテナ部分やMiniUSBの口の出方は同じみたいですし、それなりに汎用性はありそうです。