しばらく放置していたネタですが。

弊社で稼働するPCはほぼRaspbianかWindows10という状態です。u-bloxのモジュールをPCとつなぎ、ターミナルソフトを立ち上げてメッセージを確認するわけですが…


WindowsからSSHでRaspberry Piに入り、cuを使って確認してみます。何やらごにゃごにゃ流れていることが確認できますよね。

ところが、Windows10に繋いだ場合、なにやら気持ち悪い挙動を示しています。弊社のWindows10マシン全てで。。。(^-^;)

…悪魔の囁きにしか見えない…(ToT) Baudrateだぁ色々設定をしたところで呪いが解けるわけでもなく、そもそもメッセージそのものが流れてこないのですよ。u-bloxのユーティリティソフトu-centerで変更した設定も全然反映されないし。(文字化けはバイナリデータが吐き出されているためです)

とはいえ、今までは、Raspberry Piのほうで無事にログがとれるし不便には感じなかったのですが、Windows上で走らせるソフトをC#で書いてデバッグしてた矢先、実はUSB-Serialとしてちゃんと認識できていないのでは?という疑惑が発生したのでした。半年以上前にですけど。


但し、ちょっと厄介だなぁと感じたのは、devmgmt.mscから確認をすると、それっぽく認識されているように見えること。ちゃんと認識されているけど、Windows10では動かない。これに騙され、半年以上も放置していたわけです。

じゃあ、なぜWindows10では動かないのか?って話になるわけです。Windowsでu-bloxモジュールを使う場合、Windows8.xまではUSB-Serialドライバをインストールしなければなりませんでした。ところが、Windows10の場合はOS標準ドライバでOKになったようで、u-centerの公式マニュアルにも「u-centerをインストールするときにドライバはインストールしないでね」という記載があるようです。

ということは、Windows10側に何か問題があるのか?っていう話になるわけです。いや、USB-Serialまわりの不具合は検索するとたくさん見つかりますが、u-blox問題に限定してみると、ほとんどヒットしないという…。Windows系と組み合わせて使う方がいないのか、そもそもこんな事象は発生しないものなのか、理由は分かりませんが、あまり見かけません。そんなこんなで、有力な情報も得られないまま、特別支障がなければ放置という流れになってしまったわけです。

が、面白くて以前よりちょくちょく眺めていたブログで、Windows10に繋いで不具合が発生したという記事をたまたま見つけました。

【複数のu-blox受信機を同時接続】 
http://blog.goo.ne.jp/osqzss/e/67e7698155f13141b4c3b5cc60497d77

どうやら、u-blox GNSS Location Sensorとして認識されているのがいけないようです。


そんなわけで、ドライバの更新を行い、OS標準ドライバを読み込ませました。

COM4ができました。COM5は相変わらず残ったままですが、消しても復活するという話もあるようですね。

Tera TermでCOM4をオープンしてみました。悪魔の呪いは解けたようです。(^-^;

Windows10とのコネクションも無事に確立したので、これでC#でプログラミングが可能になったわけです。めでたしめでたし、です。

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