自宅でも業務ができるような体制をとっています。先月から、何も前触れもなく突然自宅外壁の補修工事が始まりまして、段取り悪い地元業者が家のすべての窓をビニールで封印したせいで開けらません。しかも、塗料の有機溶剤臭が換気口から部屋に入り込むという、本当にお粗末な仕事をしてくれます。明日が納期ですが、延長します的な詫びもないですし、天気が良くない日が続いたとはいえ、どうもダラダラした仕事ぶりに、腹立たしい限りです。

雑記といいながらも、ちょっとしたお詫び文章かもしれません。先日、あまりはっきりと覚えていないのですが、日本の耕作放棄地がどれくらいあるのか、みたいな話になって、都道府県でいうところの××くらいはある、なんてことを言ったような気がしてならないのです。何かと何かを取り違え、北海道がどうとか、とんちんかんなことを言ってしまったのでは?なんていう、妙なことが引っかかって、どうも眠れません(笑) そんなわけで、いつものところで調べてみました。

【農水省/荒廃農地の発生防止・解消等】
http://www.maff.go.jp/j/nousin/tikei/houkiti/

ここに平成29年7月の資料がPDFで掲載されています。最新の情報によれば、耕作放棄地はおよそ42万ha。(東京ドーム換算する場合は、これを5で割ってください。) で、北海道の農地面積は115万haで、日本の農地面積のおよそ25%、耕地利用率は99%ほどとのこと…。ん?どこをどう計算しても「840万haだから、だいたい北海道くらいだね」みたいな議論は成り立ちません。42万haっていうのは、ちょっと前まで住んでいた埼玉県の面積に相当するようです。カロリーベースでいうと、北海道の食料自給率はざっくりとした計算で200%。面積比で単純に考えたとき、この耕作放棄地相当分は約70%。1960年と比較して、農地そのものも150万ha減少したそうですから、この60年ほどの間で…って考えると、すごいですね。じゃあ、北海道の面積と…っていうのは、一体何なのか、っていうことです。なにかと混同したと考えられるものとして、

1) 関東のラジオをよく聴くので、そこで耳にした話が座標変換されたため

2) 最近話題になった「所有者不明な土地」が北海道の約9割に相当する面積だと判明

このどちらかが原因なんじゃないのか?という結論に至りました。が、今となっては結論はどちらでもいいです。とんちんかんな議論を鵜呑みにする方と話をしてたわけでもないし、もし彼らが気になったのなら、自分らで調べることだろうとは思います。

うーん、そもそも論として、何に対して「北海道くらいだったよね」って話をしたのか、いや本当にそんな話をしたのか、よくわからなくなってきました。