この時期になるとやってくる、恒例行事です。
↑ 今年はYフーよりも頻繁にチェックしている、国税庁のHPからDLしました。同じものが、税務署から送られてきましたが。
サラリーマン時代のこれまでは、マル扶やマル保が事務方から配布されて、確認をしたり印鑑押したり、保険料控除のエビデンスを揃えたり…なんてことを機械的にこなしていたわけです。時には怖い顔した事務方から「あの資料を出せ」とか「ここを訂正して早急に提出せよ」なんて急かされたりしたわけですが、これが終われば、12月の給料は普段よりもちょっと多めに支払われてラッキー、みたいな気分になれたわけです。(と同時に、いかに薄給でこき使われていたのかを再認識する時期でもありますが)。
会社の経営者とはいえ、タダ働き同然な小職も税制面では給与所得者というわけで、マル扶もマル保も書類作成したわけですが、法人としてやらねばならない仕事は、このあと色々あるわけです。会社が支払った給料の額、源泉徴収した税額、社会保険料の額、そして、提出された資料をもとに、源泉徴収簿をちょこちょこ埋めつつ課税給与所得額を算出して、それをもとに計算した所得税額の1.021倍(年調年税額っていうらしいです)が、その人が納めるべき税額ってことになるわけですが、源泉徴収したものと比較して過不足分をどう清算するか、なんてことを処理していくわけです。
で、これが終われば、次は源泉徴収票を作成していくわけですね。マル扶、マル保、上の源泉徴収簿あたりを転記していけば出来上がる代物ではあるのですが、税務署に提出する資料にもなるので、やっぱり気を遣います。税理士さんなどを雇っているならば彼らにお任せするお仕事なのでしょうが、数人規模の会社なら、そんなに手間にもならないので自力でできちゃいます。わからないところは、税務署の方に訊けばちゃんと教えてくださいますし。なんでも、来週の週末には、税務署主催で江別の公民館などで年末調整の説明会が開催されるそうです。
ここまで準備しておけば、あともうちょっと資料を作成してあげれば、完了です。税務署から届いた資料に記入すればOKですが、続きはまた今度です。研究・開発とはまた違う脳みそを使ったな、という、心地いい疲れです。
そういえば、平成30年は、配偶者控除・配偶者特別控除の仕組みや文言が変わるようですね。マル扶の「控除対象配偶者」が「源泉控除対象配偶者」っていう表現にかわったり、扶養のカウントの仕方が変わったり、小職も完全には理解しきれていないです。なんでも、マル保のなかにあった配偶者特別控除の申請書が独立して、マル配になるんだとか。提出する書類は1枚増えてしまうし、その書類についても配偶者だけではなく申請者自身の所得見積が必要になったり、これまでとは違う対応に事務方さんも大変になるんじゃないですかね。