友人から「Nexus7を使ったネタはない?」というリクエストがありました。経理のお仕事でぐったり疲れていましたが、気分転換も兼ねてちょっと遊んでみることにします。

Nexus7 2012です。弊職にとっての初Android OSでした。必要性を感じずガラケーを使っていたのですが、本州でも日高晤郎ショーを聴きたいという理由だけで購入しました。省エネ重視のためBTイヤホンとの相性は最悪でしたが、録音したラジオを聴きニュースを読んで、おかげで朝の埼京線は快適でした。とはいえ、Tegra3の遅さに嫌気がさして翌年には違うハードに変えましたが。最近はOSを書き換えて遊んだ程度で特に使い道もなく、お習字の際の文鎮の役割しか果たしていませんでした。

この文鎮タブレットを使って何か、となるわけですが、Sanpdragon 8xx系やApple A8Xの処理速度に慣れているとTegra3はストレスでしかありません。これで何か処理させようなんて考えるだけ馬鹿馬鹿しいわけです。となると、データロガーという選択肢が有力になるわけでして…。

ひとり会議の結果、SAM-M8Qのデータロガーにしてみようかな、ということになりました。たまたま机に転がっていたので、これを使いましょうか、って流れになっただけだとも言えますが。

USB-Serial(UART)変換が必要になりますので、毎度おなじみのFTDI変換チップが載った変換モジュールを使います。Amazonでは安いところだと300円くらいで販売されているようです。弊職もAmazonで買いましたが、市川の倉庫からの出荷かプライム対象以外はあまり信用していないので、もうちょっと支払っています。また、色々むき出し状態なので、別に用意した熱収縮チューブで保護しています。

受信機~USB変換~USBマイクロ変換(100円ショップで買ったもの)~Nexus7、という接続です。全部つながると、受信機の電源もはいります。ですが、モニタが消えているときはMicroUSBからの給電も止まるようです。設定を変えられるんでしょうかね。

ただ繋げるだけではデータが見れないしログも保存できません。そこで今回はUSBTerminalというAndroidアプリを使ってみました。

Connectして、ボーレートなどの設定を済ませると、NMEAメッセージが流れてきました。また、このアプリは日付+αをファイル名にして自動的にログが開始されるようです。タブレット上でログファイルの確認をするのが面倒だったので外部に吐き出して.csvに変換し確認しましたが、ログの開始時刻があって、それ以降にNMEAが書かれています。途中でログを中断し再接続した場合は、続きに開始時刻ヘッダが書かれ、ロギングされる仕様みたいです。

先ほどの通り、モニタが消える(= 省電力モードに突入する)とタブレットからの給電が絶たれるみたいなので、受信機そのものが動かなくなります。アプリに関してもバックグラウンドで動作するものなのか、そこまでは確認していないですが、いずれにしてもモニタが消えないような設定にしておく必要はあるかもしれないです。

ちなみに、Android版のu-centerっていうものが存在するようなので試しにインストールしてみたのですが、使い方が不明です。GNSS受信機を繋げているのになぜかタブレットの位置情報のデータを欲しがるという、弊職にとっては謎すぎる仕様です…