ちょっと更新をさぼっている間にWordPressの仕様が変わってしまい、記事の執筆に違和感ありありな状態です…
(=_=)

つい先日、笑うとお尻を叩かれる番組を見たくらいの気持ちでしたが、もうすぐ1月が終わるらしいです。公私で色々なイベントが同時多発的に発生して、ようやく処理が進んだかなというところでしょうか。合間を縫ってはテストを企て、温めてきたものを、ようやく始めることができました。

それが、これ。

ZED-F9Pと格安中華アンテナで充分(゚д゚)ウマーなことは確認していたので、あとは車載に耐えうるものなのか、防風林や高架の影響、そもそもNTRIPでいける距離はどの程度なのか…等々、試してみたくなったわけです。

アマチュア無線のアンテナを車載するためのマグネットマウントにちょっと細工をし、中華アンテナを固定。人通りの少ない深夜の郊外、気温は氷点下10度以下でツルツル路面の中をドライブです。

受信機や制御用ボードPCを組み込んだお手製のお弁当箱片手に、いざ出発です。
(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

本社に設置した基準局からスマホテザリング経由でRTCM信号をもらい、UBXの計算エンジンに深夜労働をさせています。そんなわけで、特に難しいこともなく試験環境が構築できるのです。シンプルが一番です。

【出典】国土地理院 (地理院地図 電子国土Web https://maps.gsi.go.jp/)*

* 地理院タイル(写真データ)にGNSSデータを当方で追記しています。
データソース:Landsat8画像(GSI,TSIC,GEO Grid/AIST), Landsat8画像(courtesy of the U.S. Geological Survey), 海底地形(GEBCO)

著作権等の侵害にならないよう、今回は走行軌跡(Fixのみ)を、地理院地図に重ねて表示してみました。空中写真であれば使わせてちょ! (^人^) ! っていう申請も基本的には不要なようです。テキストデータ(NMEA)をどうやって見栄えよく地図に載せようか、試行錯誤していたらすっかり数日経っていましたが、慣れてしまえば問題ないですし、権利の侵害というリスクから解放されるのは本当に有難い。色々と機能もあるようですし、使い道がありそうです。

さて。ピンが刺さっているのは、本社。基準局の場所でもあります。そこを中心に5km毎に同心円を描いています。本社近くからスタートして、途中ちんたら休みながら、時にはつるつるなストレートを爆走しながら、直線距離にしてだいたい20kmほど離れた場所まで行ってきました。

精度はともかくとして、どこまで行ってもFixが外れる気がしない妙な安定感がありました。ところどころ途切れているのは、高速道路の高架下を潜ったり、つり橋を渡ったりしたところでFixでなくなったから。去年8月にUBX社がYouTubeにあげた動画では高架下潜っても大丈夫的なことをデモっていたように記憶していますが、まぁあれは誇張しすぎなチャンピオンデータだったとしても、潜り抜けたあとはすぐにFixに復帰していたようです。同じテストをするとM8Pでは数10秒~数分復帰までかかっていたので、多周波・多衛星のメリットは活かせているんでしょう。いやいや、凄いです。
Σ(・□・;)

既存のGPS屋は、F9Pのことをどう思うんでしょうか… そもそもまだ味見していないっていうのが多数派でしょうが、でも、この段階でまだ味見できていない既存のGPS屋は超・意識低い系でしょう。消え失せることはないにしても、未来は相当暗いでしょうね…。