Part 2が掲載されるかは別です。(^o^;)

一昨日から雪かきばかりで疲れたので、気分転換がてらASUSのTinker Boardで遊ぶことにしました。

Raspberry Piと姿かたちはほぼ一緒、CPUやメモリの性能はTinker Boardのほうが上です。Micro SDにOSのIMGファイルを書き込む方法も一緒です。Tinker BoardのOSもRaspbian同様Debian系です。公式サイトからは安定板のみがダウンロードできますが、弊職はベータ版を導入しました。

TinkerOS:20170817-tinker-board-linaro-stretch-alip-v2.0.1.img.zip
(あれこれ設定したあとで気づいたのですが、最新のものは先月あたりに出たV2.0.3みたいですね。)

OS起動後の設定など、Raspberry Piと比較しても圧倒的に少ない(日本語ではほとんどヒットしない)のですが、パッと思いつくのが「タイムゾーンの設定」「キーボードの設定」「日本語表示」「SSH接続」「固定IP」、テキストエディタ「nanoの導入」、それから母艦であるWindows PCとのファイルやりとりのための「sambaの導入」。


【Tinker-config】

●前段の設定については、”Tinker-config”なるものを作成してくださった神様のお力をお借りすることであっさり解決です。調べると載っている情報ではありますが、

wget https://raw.githubusercontent.com/mikerr/tinker-config/master/tinker-config
chmod +x ./tinker-config
sudo mv ./tinker-config /usr/local/bin

と呪文を唱えれば、あの”raspi-config”と似た画面で、色々と設定ができるようになります。


【Static IP Address】

●固定IPの設定は、「ネットワーク接続設定」メニューでipv4の設定画面を呼び出して、あれこれ入力すればOK。再起動して母艦PCからSSH接続したところ、無事接続できました。


【Samba導入によるファイルサーバー構築】

●データのやりとりが多々発生するので、いつものようにsambaを走らせます。流れとして、

sudo apt-get install nano
sudo apt-get install samba
sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.orig  # for backup
sudo nano /etc/samba/smb.conf

#下記を追記
[linaro]
path = /home/linaro/[任意の場所]
read only = No
guest ok = Yes
force user = linaro

sudo service smbd restar

…という作業をしておけばOKです。あっさりとNASができてしまいます。有線LANがGigaだし、CPUやメモリもRaspberry Piよりもいいので、ファイルの受け渡しはいくぶん早いです。


余談ながら、Raspberry Pi用のカメラモジュールがTinker Boardでも使えるということで、ちょっと試してみました。

カメラ(Pi NoIR V2)からの映像を受けてはいるようですが、画質は酷いものです。色味も変です。Captureしようとしましたが、ライブラリがどうとか、あまり好ましくない罵声を浴びせられたので、今日はここまでにしておきます。